トラディショナルグリップの場合、普通の人は前腕の回転のみでは、スティックのチップを真上まで上げられないことはこちらでも説明しました。
今回は、ハイトを無理なく真上まであげるための方法を紹介していきたいと思います。
※紹介する内容には個人的な意見が含まれています。指導者やスタイルなどによって考え方も異なってきますので、参考程度としてください。
脇を締めるという方法(0~16秒)
動画のように、脇を締めるとハイトを高くすることができます。
- 高いハイトでも薬指を離さない叩き方
- 前腕の上下運動をさせたくない叩き方
の場合にはおすすめのコントロールです。
前腕を上げる(17秒~)
動画のように、肘(ひじ)から先の前腕を上げることでハイトを高くすることができます。
- 高いハイトでも薬指を離さない叩き方
- 肘の位置を動かしたくない叩き方
- 腕の上下運動を使って音量を出したいとき(fff)
の場合にはおすすめのコントロールです。
指をぬくという方法
今回動画では紹介していませんが、
薬指をスティックから離し、人差し指を握らないようにする
『指をぬく』という方法
を採用することでハイトを高くすることが可能です。
しかし、『指をぬく』というコントロールは、スティックから指を離すということです。
親指でスティックを挟んでいるだけの状態そのため、とても不安定なグリップになってしまう短所があります。
マーチングにおいては不向きであると考えていますが、知識として紹介しておきます。
以上、トラディショナルグリップの叩き方でした。