スネア

マッチド・グリップの持ち方(その6)

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マッチドグリップの持ち方(その5)では、マッチドグリップでもBDの握り方について解説しました。今回はスネアやテナー向けのグリップについて解説していきたいと思います。

※紹介する内容には個人的な意見が含まれています。指導者やスタイルなどによって考え方も異なってきますので、参考程度としてください。

まず初めに誤解しないように説明したいことがあります。

その説明したいこととは、マーチングのバッテリーにはスネア、テナー、バスドラムがありますが、楽器の違いによってスティックの握り方が大きく違うわけではありません。

かといって、全く一緒でもありません。

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基本的な握り方が一緒でも、なぜ全く一緒ではないのか?

 

基本的な握り方が一緒になるのは、マーチングの基本となるコントロールがリスト(手首)コントロールだということです。『動いて演奏できる安定した握り方』と『遠くの観客まで音を飛ばすパワー』が求められるのはどの楽器でも一緒だから基本的な握り方は一緒だと説明しています。

 

かといって握り方が全く一緒ではない理由も説明しています。

例えば、SD(スネア)であればバウンスリリース(スティックの跳ね返り)が強く、BD(バスドラム)はバウンスリリースがほとんどありません。

TD(テナー)は打面の移動に柔軟に対応できなければなりません。

SDとTDは打面が下向きで、BDは打面が横向きになります。

少し考えただけでもたくさんの違いがあります。

これらの違いがある楽器に対して、最適なスティックの握り方に違いがでてくるのは当たり前のことだと説明しています。

 

最終的に何が伝えたかったのか?

何度もお伝えしますが、今回紹介する内容はスネアやテナー向けと述べていますが、全く異なった握り方ではなく、基本となる握り方は一緒であるということを忘れないでほしいということです。それを理解したうえで、グリップの違いを参考にしてください。

 

長くなってしまいましたが、本題に戻ります。笑

≪スネア・テナー向けのマッチドグリップについて≫

BDと大きく違うこと。

それは、スティックと腕がまっすぐになるように構える(ストロークする)ことが基本とされていることです。

こちらの動画ご覧ください。

どうですか?

ほぼスティックと腕がまっすぐになった状態で構えてそのまま叩いています。

私自身が初心者で知識がなかった頃。

これらの動画をみて、スティックと腕がまっすぐになるよう無理矢理フォームやグリップをかえて対応していました。知識がなければ誤った解釈をして、変な癖になりやすいので、できる限りわかりやすく説明します。

では、一番わかりやすいそのカラクリを紹介します。

動画をご覧ください。

動画は、ジャーマングリップからアメリカングリップ、アメリカングリップからジャーマングリップ、最後にアメリカングリップと比較をしやすくするためにフレンチグリップにしています。

 

動画は、スティックの握り方は一切変えていません。

角度を変えただけです!!

具体的にいえば、グリップの種類の違いで角度の見え方が変わるということです。

BDは、ヘッドの跳ね返りがすくないため、手首をフル活用できるジャーマン・グリップ。

SD・TDは、ヘッドの跳ね返りがあることや、より細かな譜面に対応できる(指を使うことができる)アメリカン・グリップ。

という傾向にあると解釈しています。

 

自分自身もグリップを研究していく中で、このことに気づいたときは、

えっ!!これだけのことだったのか・・・。悲

って、衝撃をうけました。

なんで誰も教えてくれないんだ。これは裏技なのか?って感じたほどです。

 

しかし、この説明にも少し補足が必要になります。

というものマーチングの基本となるグリップは何度もいうように、ジャーマングリップです。

よってSDやTDがアメリカン・グリップだとは本当は言いたくありません。

理由は、アメリカン・グリップだと解釈されると、フィンガーコントロールが中心となってパワーが落ち、コントロールも劣る傾向にあるからです。

説明が難しいですが・・・。汗

結論としては、

SD・TDはできる限りジャーマングリップに近いアメリカングリップだということ、また上級者のグリップは複雑に変化している

※スネアよりテナーのほうがよりアメリカングリップな傾向があります

ということで、今回は強引に説明を終わらせることとします。

 

また、これだけの補足では誤解を招くといけないので、より具体的な内容も後日紹介します。

 

以上、マッチド・グリップの持ち方(その6)でした。

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